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2016年11月6日日曜日

台風見舞金 収入認定するな

 8月、北海道に台風が連続して上陸、大きな被害をもたらしました。
 北海道や市町村から、見舞金が交付された方もいます。

 道内のある町の生活保護受給者が受け取った見舞金が収入認定されそうになりました。
 その町の議員から連絡を受けて、1日の道議会保健福祉委員会で取り上げました。

 私が、「ケースワーカーが正しく対応せず、収入認定しようとした例がある。福祉事務所に正しい対応を周知すべきではないか」と質問すると、
 答弁は、「見舞金の取り扱いが内容が十分伝わらなかった事例があった」と認めました。

 見舞金は、収入認定されず、取り上げられることはなかったのですが、生活保護受給者とケースワーカーとの間で、トラブルがあったと思われます。

 保護受給者は台風被害で大変だったうえに、このようなことがあるととても不安になったと思います。

 ケースワーカーも、すべてのことを知っているわけではないので、どんなことにもその場で対応できるものではないと思います。
 しかし、わからないことは「調べたうえで、改めて連絡します」と、親切・丁寧に対応することを基本にしていれば、問題は大きくならないと思います。

 議会での質問で、「ケースワーカーの資質向上に向けた研修・教育を強化すべき」と求めたところ、「資質向上に向けた取り組みを進める」という答弁が返ってきました。

 生活保護を受けている方は、ぎりぎりの生活を強いられているので、あてにしていた見舞金などが入らなくなると、たちまち生活が行き詰まることもあります。
 ケースワーカーは大変な仕事ですが、最後のセーフティーネットに直接かかわる重要な仕事ですから、受給者の人権を守る立場で大切にしてほしいです。

2016年11月3日木曜日

住居・現金無し 住む場所みつかる

 「数日前、東京から来た。住むところが無い、現金もない。仕事がみつからない」という40代男性が、日本共産党の事務所に相談に来ました。
 ここ数日は、札幌駅などにいたとのことでした。

 休日で、区役所に相談に行けないため、「救護施設に入れず、今晩は泊まるところがみつからないか」と思いましたが、民間の施設に連絡を取ったところ、受け入れてもらえるところがありました!

 アパートを改造した建物で、相部屋ですが、無料で入ることができ、朝・昼・晩の食事も提供されます。
 シャワー(冬場は入浴)も、洗濯機も無料で使えます。
 下着やタオル等の支給も受けられました。

 入居者は、これから落ち着いて寝起き・食事をしながら、職探しを行っていきます。
 入居できるのは3か月までです。仕事がみつかって、安定することができると、退去し、アパートなどに移り、自立の道へ進みます。
 職に就けない場合は、生活保護を受けることになりますが、その場合も退去しアパートに転居してから、生活保護申請を行うことになるそうです。

 入居にあたっての注意事項を聞き、きちんと契約書を交わして、施設の説明に約1時間。
 職員の方は、終始丁寧な言葉でした。
 
 これから寒くなる季節です。寝るところと食事が確保できて、本当によかったです!


この施設は、札幌市北区にある「ベトサダ」です。ホームレスの方の自立支援活動を行っています。
http://www.npo-bethesda.com/index.html


一時生活支援事業http://www.city.sapporo.jp/hokenfukushi/hoshi-bosyu/syakaifukusisingikai/documents/06ichijiseikatsusienjigyou.pdf
として、札幌市からの委託を受けて、事業を行っています。